心の軸|ヨガ哲学で叶える新年目標の続け方

心の軸|ヨガ哲学で叶える新年目標の続け方

新しい年が始まると、多くの人が「今年こそ!」と意気込んで目標を立てる。真っ白な手帳に未来の自分を描きながら、胸が少し高鳴る——そんな瞬間、ないだろうか?
けれど、日が経つにつれてその目標の存在すら忘れてしまったり、「これって本当に私が求めてたこと?」と迷い始めたりするのもよくある話。

そんな時こそ頼りにしたいのが、ヨガ哲学。

ヨガ哲学は運動やポーズの枠を超え、心の在り方や日常の生き方に焦点を当てた深い知恵が詰まっている。目標を立てるだけで終わらせない。むしろ、叶えるまでの道のりをもっと愛おしく感じられるように。そんなヒントをヨガ哲学の視点から一緒に探っていこう。



目標は「本当に叶えたいこと」から見つけよう

ヨガ哲学を取り入れるのは、表面的な願望ではなく、自分自身と深く向き合い、本当に叶えたいことを見つけるアプローチ。大切なのは、他人の期待や流行ではなく、あなた自身の心から湧き上がる願いを掘り下げること。そして何より、ヨガ哲学は「目標を達成する過程」を楽しむ大切さを教えてくれるんです。

結果だけにフォーカスするのではなく、日々の小さな成長や努力そのものに価値を見いだすことで、心の余裕と目標への情熱が持続します。



ヨガ哲学を活かした目標設定と実現の5ステップ

ここから、ヨガ哲学のエッセンスを取り入れた5つのステップをご紹介。すでに新年の目標を立てた方も、ぜひもう一度自分と向き合う時間を過ごしてみて。

■目標設定の5つのステップ

1.自分に正直に向き合う(サントーシャ:満足)

目標設定の第一歩は、今の自分に満足する心を育てることから始めよう。現在の自分を見つめ、すでに足りている部分や感謝すべき点をまずは書き出しましょう。自分の良い部分を見つけるのは、自己否定に陥りがちな現代の私たちには必要なトレーニングです。

2.行動を支える規律を作る(タパス:規律)

目標に向かうには小さな努力の積み重ねがカギ。タパスは日々の規律を守ることを意味します。

・スケジュール管理ツールを活用して日々の行動を習慣化する
・その日一日の小さな目標を立てる

小さな成功体験が自信につながります。無理なく継続できる小さな行動や自分との約束を書き出してみてください。

3.大きな目標を小さなステップに分解する

目標が漠然としているとそれこそ途中で挫折してしまったり、迷いが生まれてしまったり、達成まで遠回りになりがち。

例えば、
×「健康になる」
◎「週に2回、30分間のヨガを行う」
といった具体的な行動に落とし込み言語化しましょう。

4.内なる自分と対話する(スヴァディヤーヤ:自己探求)

サンスクリット語で「自己(スヴァ)」と「学び(アディヤーヤ)」を組み合わせた言葉で、「自己探求」や「自己学習」を意味します。

これを続けることは、日常生活の中でより意識的な選択を行い、心の平和を得るための基盤を築く助けとなります。目標に取り組む中で、時折立ち止まり、自分の気持ちや進捗を見直す時間を持つことも大切。

・月に一度、進捗を振り返り、「改善点」を見つける
・日記を書く、瞑想する、ヨガで内省する

移り変わる自分の心と目標を照らし合わせながら、そんな時間を確保してみて。


5.執着を手放す(イーシュワラ・プラニダーナ:委ねる心)

最後に、結果に執着しすぎない心を持つこと。
努力した後は、自分の力を超えたものはありのままに委ねる。
自らコントロールできないことを受け入れる柔軟な心が、ストレスを軽減し、より豊かな心で目標に向き合うことにも繋がります。

この5つのステップの中でも、特に大切にしてほしいのは「スヴァディヤーヤ」「タパス」です。



目標を叶える旅を楽しむために

ヨガ哲学が教えてくれるのは、「結果至上主義」を捨て、旅の途中で得られる学びや気づきの価値です。

SWELLYが提案するのは、ただ結果を目指すのではなく、プロセスにあるささやかな喜びを大切にすること。朝の一杯のハーブティー、ヨガマットに触れる瞬間、小さな幸せを見逃さないことで、目標達成の道のりはもっと自分らしく、もっと楽しいものになります。

新しい一年をより健康的に、そして満足感を持って過ごすために、ぜひヨガ哲学のエッセンスを取り入れてみてください。変化はいつだって小さな一歩から始まります。
あなたもこの瞬間から、心と体を整える新しい習慣を始めませんか?

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